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2015/09/02 「中外日報」に「やすらぎ修行会」が取り上げられました

Img_1878_r_2   東日本大震災から二ヶ月が経った2011年5月に始めた「やすらぎ修行会」も50回を数えました。このたび、「中外日報」に取り上げていただきました。ありがたいことです。以下記事本文。

  真言宗智山派成就院(東京都台東区)の福田亮雄住職(47)は、東日本大震災を機に近所の住民や檀家に本堂を夜に開放し、真言を唱える「やすらぎ修行会」 を始めた。8月で52回を数えた。「日本が壊滅するような危機で、心に不安を抱える人が多かった。お寺としてできることは何かと考えた」と振り返る。

  長年、高校教諭を務めたが本格的に僧侶の道を歩むため、2010年3月で退職。福田亮成長老(大正大名誉教授)から住職を正式に継いだのは、震災の5日前だった。

 修行会と銘打ったが、誰でも参加できる肩肘の張らないものだという。弘法大師の縁日である毎月21日の午後6時半にスタート。福田住職の法話に続き、暗がりの本堂に灯明をともし、木魚の音に合わせて30分間、光明真言を唱える。

 光明真言は、真言宗で非常に大切にされる大日如来の真言で、誦持することで様々な功徳があるとされる。古くから何遍も唱える風習があり、江戸時代の供養塔 には「光明真言百万遍」と記されているものもある。ただ、現在は浄土宗で念仏を繰り返し称える念仏会などが知られているが、真言を唱える行はあまり行われ ていない。ボランティア活動などで他宗派と交流が多い福田住職は、この念仏会や他宗での行事を参考に修行会を始めた。

 読誦後はみんなでおかゆを食す。これは「足るを知る」ためだ。震災後、多くの人が不自由な生活を経験し、助け合うことの大切さが強調された。おかゆを食べることで当時の苦労を偲び、今の生活を見つめ直すきっかけにしてほしいとの思いがある。

  福田住職は「夜の本堂というのは、あまり開けているお寺はないので、皆さんも新鮮に感じてくれているようだ。今もなお不自由な生活をされている方や震災で亡くなった方に思いをはせ、祈りを捧げる場となれば」と今後も続けていきたいと話す。

  初回から参加する檀家の染谷明子さんは「いつもは出せない大きな声を出すと、気持ちもすっきりする。皆さんと交流できるのも楽しい。震災から4年がたったと考えると早いものだと感じる。これからも参加していきたい」と語った。(赤坂史人)

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