2015年

2015/12/25 阿弥陀来迎図が届けられました

_r 12月25日 武田裕子さんに依頼していた阿弥陀来迎図が届けられました。

2年ほど前、知り合いの栃木のご住職から電話がありました。武田さんという人が稲荷町でアトリエを探しているので相談に乗ってあげて欲しいという内容でした。その方も友人からの依頼なので武田さん本人とはあったことがないといいます。はて、どんな方なのか。不安そうな武田さんと不動産屋さんに行き物件を紹介され…、結局上野桜木に良いアトリエを探せたのでした。

ちょうどそのころ、武田さんが大学院修士の卒業制作として作成した高野山蔵国宝弥陀来迎図の模写が芸大美術館お買い上げになり、芸大内で展示が成されていました。

足を運ぶと、大きな来迎図の中心にいらっしゃる阿弥陀様は金箔が裏打ちされており、遠くから見ると黄色く見えますが、あるところから見上げると鈍く金色に光っていらっしゃいました。

国宝弥陀来迎図模写は美術館に収められたので、暗いお堂でロウソクの光に照らされボーッと金色に浮かび上がる阿弥陀様は決してみることが出来ない。それでは、成就院でそれを作成し拝したい。

中国留学から帰ってきた武田さんにその旨を申し上げると、ご快諾いただきました。待つこと一年、念願の阿弥陀様がいらっしゃいました。

いよいよ到来した来迎図を暗いお堂で掛け、下からローソクで照らしてみると衣の部分に施された載金(きりかね)が金色に光り、阿弥陀様はボーッと浮かび上がっています。目が慣れてくると、そこにいらっしゃという質感が伝わってきます。

武田さんも、いつもアトリエで向き合っていた阿弥陀様ですが、いま本当のお姿を拝したと感激していらっしゃいました。作家がこのような場に立ち会うことは稀であるそうです。これも不思議な話だと思いました。

弥陀来迎図は、1月9日に成就院で行われる、お念仏の会「為先会」にてデビュー。1月21日の「やすらぎ修行会」にて檀家の方々にお披露目いたします。

お時間のある方はどうぞお越しください。

2015/12/19~12/20 「陸前高田観光ガイド・震災の語り部研修会」の講師を勤めてきました。翌日「サンタが町にやってきた」てせお坊サンタとして参加してきました。

12月19日20日 「陸前高田観光ガイド・震災の語り部研修会」の講師を勤めてきました。翌日「サンタが町にやってきた」てせお坊サンタとして参加してきました。

 秋の行事の時、陸前Dsc_0028_r高田観光物産協会の大坂さんから、今度来るとき、会の活動についてちょこっと話してくださいと依頼されました。軽い気持ちでお受けしましたが、後日送付されてきた要項には「陸前高田観光ガイド・震災の語り部研修会」と記されていました。地元のガイドさんたちに気仙の話をするなどはなはだ僭越ですが、私どもの活動の内容を、地元で活躍されている方々に直接お伝えできる機会をいただいたことはとてもありがたいこと。今まで積み重ねてきたことをできるだけ正確に簡潔にお話ししようと、スライドを作り気仙へと出発しました。

 参加者は16名。みなさんに向き合い、気仙に足を運ぶようになった経緯や仮設住宅の集会所での活動について、気仙三十三観音との出会い、そして展開してきた活動について、合わせて活動の中で見知った気仙三十三観音霊場にまつわるニュースとして、①小松峠の観音様について、②稲子沢家観音堂再建について、③立山観音堂再建について、④坂口観音堂再建について、スライドを写しながらお話ししました。

 驚いたのが、なんといっても視聴率の高さ。普段の大学の授業よりグッと顔を向けてくれたのでノリノリで90分お話しすることが出来ました。とても楽しかった。

 翌日は、サンマチに参加しました。津波で直接的な被害を受けた子も、そうでないDsc_0037_r 子も皆、今なお不自由な学校生活を送っている。地元大船渡の大人たちが子供たちに何かできないか、そんな思いから「子供たちに笑顔を届ける冬の風物詩」を合い言葉に「サンタが町にやってきた」という企画が始まりました。サンタさんが町に繰り出し、公民館などで子供たちと遊び、お菓子をプレゼントする。地元大船渡だけでなく、東京からも多くの方が参加しました。子供たちの笑顔、お父さんお母さんの笑顔、サンタさんも笑顔、今年3回を数え、しっかり定着してきたと感じます。 

 「祈りの道」再興プロジェクトがいつもご支援・ご協力いただいているミキ店長が、昨年よりサンマチ実行委員長に就任。きっと一年を通して、様々な機会を捉えて若い方々と交流し、新たなスタッフを開拓してきたのでしょう。そして、会議を幾度も重ね、実施計画の策定、人員の配置などなどきめ細かく行い、いよいよ本番の日を迎えました。その実行力に頭の下がる思いです。

Dsc_0041_r  私たちは、吉浜コース。早稲田の学生サンタたちと一日を過ごしました。公民館で子供たちと、バルーンを使い遊んでだんだん子供どうしでサンタさんも巻き込まれて走り回りじゃれ合っていました。汗をかきながら楽しく遊んでいました。

来年も参加したいと思っています。

2015/12/14 高体連登山部「体罰防止講習会」の講師を勤めてきました。

12月14日 高体連登山部「体罰防止講習会」の講師を勤めてきました。

 8月の夏季大会に参加した際、講師を依頼されました。教員時代もあらためて勉強したこともないため、3ヶ月を掛け本を読み進めようやく原稿が出来ました。なんとA412枚。

 遍路ウォークが終わった後、葛西のクライミングジムに行き、生徒がクライミングの練習をしている間に、顧問の先生方に1時間半お話ししました。

  概要は以下の通りです。まず、体罰を巡る禁止規定及び体罰と懲戒の違いという基本的事項に関わる整理を行いました。そして、部活動における暴力の始 まりはいつかという歴史的経緯を踏まえた後、体罰が温存されていた理由、そして、DV加害者と体罰教員との共通点を確認し、教育界での体罰教員更正プログラムが存在していないというこどか大きな問題の一つであることを指摘します。最後に、中大の「ハラスメント防止啓発委員会」の内容を紹介しつつ、今私たちに出来ることを述べ、まとめとしました。

 こう書くと手抜きナシという感じがいたします。いろいろ勉強になりました。

2015/12/12 クラブツーリズムこころの旅講演会で「お遍路のこころ」と題する講話をしてきました。

  12月12日 クラブツーリズムこころの旅講演会で「お遍路のこころ」と題する講話をしてきました。来年は閏年です。閏年は四国霊場「逆打ち」を行う年だそうです。

   昔、伊予の国に衛門三郎という長者が住んでいました。彼は強欲で、托鉢僧が来ても追い払ってしまいます。その中に弘法大師がやってきましたが、それと知らず箒で追い払ってしまう。大師の持っていた鉄鉢が打ち割られてしまったといいます。
   その翌日から衛門三郎の子供たちが一人一人亡くなっていってしまう。八日で八人。
衛門三郎は大師に許しを請おうと四国を歩き始めますが、なかなかお会いすることが出来ません。21回目に逆に歩けば出会うかも知れないと思い歩き始めます。焼山寺近くで意識が遠のいていく中、弘法大師が現れ、衛門三郎は成仏したといいます。

  逆打ちをすると弘法大師とお会いでき、ご功徳がたくさん頂戴できるといわれます。

   今回、クラブツーリズムの方から講師のお話しを頂き、これから御四国をお参りしようという方に遍路の中で感じたこと、学んだことをお伝えできればとお受けいたしました。私は、25年ほど前に四国を歩いてお参りし、5年前退職旅行として、4月初めに6日間ほど徳島を女房と歩きました。いろいろ学ばせていただいた光輝く時間でした。

   15名の参加がありましたが、なんと半数以上が遍路経験者でした。ぜひお参り頂き「お陰」をたくさん頂いてほしいと思いました。

2015/12/09 東京ビックサイトで行われたエンディング産業展を見てきました。

   12月9日 東京ビックサイトで行われたエンディング産業展を見てきました。
葬儀・埋葬・供養など終活に関する設備、機器、サービスに関わる業界をエンディング産業というのですね。200社以上が集まる専門展、招待券を頂いたので、どんなものか見学に行ってきました。

   広いスペースに多くのブース、たくさんのお客、すごいにぎわいです。手元供養、永代供養墓、お香、仏壇、相続についての税理士法人など想像できたものだけでなく、海上散骨、宇宙葬、ペット火葬車、モダンな霊柩車、故人の写真入り棺桶、ビーズがちりばめられたカラフルな骨壺、火葬炉の中に使う金具、ペットロスを助ける協会、自動湯灌器付きの車などなど、こうして書いていてもまとまりがありません。

   ともかく、既成の概念を壊すような斬新な考えがあふれかえっていました。いやはやすごいパワーですね。とにもかくにも勉強になりました。
   でも、何も考えず寺がこの流れに乗ってしまうと、ぜんぶ持って行かれてしまう様な気がいたしました。

2015/11/22と12/05 手前味噌お披露目の会を行いました。

 11月22日、12月5日 手前味噌お披露目の会を行いました。
2月下旬と3月上旬に仕込んだお味噌が、一夏を越え、立派に熟成いたしました。途中、梅雨のときに一度天地返しをするだけで、後は放っておくだけ。
自然の摂理は本当に不思議ですし、先人の知恵もまた素敵ですね。

  11月22日は、ひとさじの会のメンバーと私の友人たちが集いました。参加者は大人22人、子供6人。お味噌を分けた後、書院にて一人一品持ち寄りで懇親会。私たちは、味噌味のモツ煮でみなさまを歓迎いたしました。また初めてビールサーバーを頼みましたが、なかなか扱いが難しいですね。でも美ヘルは確かにおいしい。皆頑張って10Lのザ・モルツを飲み干しました。普段はなかなかゆっくり話す余裕もないので、あれこれ楽しく時を楽しみました。

   12月5日は檀家の方々とのお披露目会。参加者11名。いっしょに作った高校の友人原君が営む浅草のフレンチ「ビストロ・アッシュ」にて、ランチを食べながらこれまた楽しく過ごすことが出来ました。

   もちろん、今年のお味噌も上出来です。ようやく配り終えたと思っていると、すぐ仕込みの季節がやってきます。

2015/11/16~11/17 団参で「高野山と根来寺を巡る旅」に行って参りました

164_r   今年は高野山開創1200年に当たります。高野山では、春先から様々な行事が行われてきました。成就院でも記念すべきこの年に弘法大師がお開きに なった高野山を詣でたいと企画しました。また、合わせて、新義真言宗をお開きになった興教大師覚鍐上人が開創した根来寺を参詣しました。総勢24名。

東京駅(8:33)…新大阪駅(11:26)…昼食・新大阪ワシントンプラザホテル…(12:20)…富田林寺内町散策(13:40)(14:40)…高野山・大圓院(17:15)〈泊〉
  天気は快晴。青空にそびえる富士山を横目に一路新大阪へ。話をしながらの車中はあっというまの2時間半でした。ホテルの24階で大阪の街を見下ろしながらの昼食。ホテル前よりバスに乗り富田林へ。
 富田林は戦国時代に寺内町として発展しました。今は江戸時代に作られた街並みが保存されさながら映画のセットのようです。白壁の家のここそこに凝られた趣向を探しながら一時間街中をプラプラ歩きました。
 観心寺はカットし高野山に向かいます。途中立ち寄った道の駅からながめた広々とした紀ノ川が美しく記憶に残りました。
 高野山上の大圓院さんはとても立派なお寺でした。住職用に準備してくれた特別室は、くじ引きの結果、髙木さんご夫妻に。金箔の床の間に感激されていました。みなさんで見学に行きました。

起床(5:00)…本堂にて勤行(5:50)(7:10)…朝食(7:15)(7:45)…高野山参拝[奥の院・壇上伽藍]ガイドの説明をいただきした (11:00)…昼食(11:30)(12:00)…根来寺(13:15)(15:00)…新大阪駅(16:40)(17:13)…東京

  早朝より本堂にて勤行。最後にご本尊阿弥陀仏を間近に拝することができました。
予定通り、ガイドさんの引率で奥の院参拝。いろいろな企業の供養墓があるのですね。大名の墓も圧巻でした。奥の院の前でお勤めをして中の橋駐車場に戻ってくると、もう一時間半過ぎです。
壇上伽藍を拝し、11時。ボリュームたっぷりの昼食を頂き、根来寺へ。

  あいにくの雨でしたが、牧宥恵先生の爆笑法話でみなさん満足。その後アトリエで絵を見せていただきました。みなさん牧さんのトークに感激し、握手を求めていました。根来寺の大伝法堂、大塔、大師堂みなすばらしかったです。

2015/11/07 ベトナム僧侶 グエンさんとご信者さんらとベトナム料理を作ってみました

Img_1899_r_3 グエンさんは、長老の教え子で、17年前成就院を同級生達と訪れ春巻きを作る会を行ってくれました。月日は過ぎ、ずっとお会いしていませんでしたが、グエン さんと信者さんが、「ひとさじの会」に、ホームレスのおじさん達に春巻きをお配りしたいと参加。突然、目の前に現れびっくりしました。仏縁ですね。

今回は、グエンさんご一行様が成就院を訪Img_1895_r_2れ、料理をしてみんなでいただくという会です。総勢20名。前日から入念に仕込みをしていただいたようです。ベトナムのお寺でこうしたことはよくあるとのこと。お寺が日常生活の一部となっていようです。素晴らしいです ね。
お料理はすべて精進。揚げ春巻き、生春巻き、フォー、コーヒーゼリー、ベトナム風ぜんざいなど。作り方は長くなるので省略します。「まーくん」の精進料理コーナーに登場するかも。みなさんてきぱきと片付けもしてくれました。今度は「ひとさじ」で再会です。

2014年12月号及び2015年9月号「月刊住職」誌上に、「祈りの道」再興プロジェクトの活動及び称観堂が取り上げられました

Img_1901_r 「月刊住職」が週刊誌に取り上げられました。ネット上でも「秘仏でなくともできるご開帳の成功法」とか、「覚醒剤所持で刑に問われた住職に対する宗派と檀家の衝撃」など、鋭く「いま」に切り込む姿勢にたいし、「攻めすぎ」との賛辞が送られているそうです。

 2014年12月号では、「津々浦々お寺は今…」の中で「気仙三十三観音霊場と三陸遍路みち60ヶ寺」の 中で活動の紹介を3ペイジに渡って取り上げていただきました。2015年9月号では、「お墓はこれからどうなるのか」「新しいお墓を実践する寺院に学ぶ」 の中で称観堂が4ペイジも取り上げられました。

記者の方が、何時間もお話しを聞いてくれ、きちんとこちらの意図を汲んで記事にしてくれました。

2015/10/28 「中外日報」に「祈りの道 気仙三十三観音再興プロジェクト」が取り上げられました

Img_1879_r 宗派を超えた僧侶らでつくる「祈りの道」再興プロジェクトは、11、12日、岩手県大船渡で講演会と気仙三十三観音霊場の一日徒歩巡礼を行った。地元の住民ら15人が参加し、気仙地域における宗教文化を肌で感じた。

 参加者は公民館で福田亮雄・真言宗智山派成就院住職の法話を聞き、延命十句観音経ほ写経した後、19番か ら22番札所の間、6キロを歩いた。舘下観音堂でお茶の接待を受け、長谷寺観音堂では平安時代末期の作と言われる木造の十一面観音像(県指定文化財)を拝 観。「近くに住んでいるが初めて観音様を拝んだ」という人もいた。

 翌12日、同市のカメリアホールで仏師の村上清さんが、約10年かけて模刻制作した京都宇治市・平等院の国宝雲中供養菩薩像について技法などを解説した。

 気仙三十三観音霊場は1718年に地域住民によって選定されたが、近年は巡礼する人がほとんど見られなく なった。陸前高田市観光物産協会などで再興の機運が高まっていたが。2011年の東日本大震災で活動できなくなった。その後、被災者や遺族が犠牲者を供養 し、手を合わせる場所をつくろうと、12年に福田住職や吉水岳彦・浄土宗光照院副住職ら東京でホームレス支援をしている「ひとさじの会」が中心となり、 「祈りの道」再興プロジェクトを立ち上げ、巡礼の復活を目指している。今回で講演会は4回目、秋の徒歩巡礼は3回目。

 福田住職は「巡礼者はもちろん、私たちも様々な人と出会い、楽しませてもらっている。
長く続けていければ。県外の人にもお参りいただけるように全札所でご開帳をし、御朱印が授与できるようにしたい」と語っている。(甲田貴之)

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