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8月27日~28日 気仙三十三観音霊場 立山観音堂落慶法要に出仕しました。

Img_2367_r  東日本大震災により、観音像、観音堂、別当家の住居が被災した立山観音堂は、海を見渡せる陸前高田市米崎町西風道(ならいみち)に再建されました。たいへんおめでたいことです。

 立山観音堂は、周囲が児童遊園になっており津波の避難場所にもなっていました。津波が襲ってきたとき、近所の人はここ立山観音堂に避難をしてきました。しかし、海が黒く盛り上がり杉林をバリバリと音を立てて迫ってくるのを見て、必死に道を駆け上がったと伺いました。幸にしてここに逃げてきた方は全員助かったそうです。しかし、観音様は流されてしまった。みなさん観音様は自分たちの身代わりになったのだといっていたと聞きました。

 2014年6月16日のこと、岩手県・陸前高田観光物産協会のフェイスブックに「あゆみ観音プロジェクト」の記事が掲載されました。奈良県当麻寺中の坊・松村院主の肝いりで、陸前高田市高田松原の被災松で「あゆみ観音」を製作、制作の過程でおよそ東大寺、興福寺、長谷寺など50カ所以上の寺院を巡り一人一彫りのノミ入れを行い、延べ5000人以上の方が結縁するというこが記されていました。

 「あゆみ観音」を立山観音堂のご本尊にお迎えできないかと思い立ち、おつなぎしたところ、トントンと話が進みました。

 「あゆみ観音」は、当麻寺に伝わる当麻曼荼羅を織っImg_2365_r_2 たといわれる奈良時代のヒロイン中将姫さまが観音さまに導かれたという故事になぞらえ、観音さまに手を引かれて歩きはじめる童女の姿をあらわしています。高田松原に遊ぶ天童女をイメージし、美しかった松原の勝景を胸にいだきながら、新たな"歩み"を進めていけるような、そんな愛らしくも力を与えてくださるような願いを込めて、「あゆみ観音」と名付けられたと伺いました。お姿は一歩前に進もうと歩き出しているお姿。東日本大震災で亡くなった方の霊を慰撫し、復興へと進む気仙の方々の手を引いてくれる、そんな観音さまです。

   法要は、大和田家菩提寺普門寺さまが導師をお勤めになり、あゆみ観音をお預かりいただいた圓城寺さま、そして私が出仕いたしました。また普門寺ご詠歌講の講員の方々によりご詠歌を御奉詠いただきました。さまざまな縁に連なる方々が30人ほど集まり厳粛な中に法要が終わりました。

  毎朝、お堂の鍵は開けていただけるとのこと、多くの方々にお参りいただければと思います。

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